記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第125局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1987年12月14日 | |
棋戦名 | |
第37回NHK杯将棋トーナメント本戦3回戦 | |
対局者 | |
☗羽生善治 四段 | ☖有吉道夫 九段 |
戦型 | |
相掛かり | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
神風 | 煉獄庭園 / 煉獄小僧 |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
なんとなく羽生先生のNHK杯を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 羽生先生の強かな指し回し
戦型は相掛かりの将棋になりました。
中盤、有吉先生が角道を開けると、3四の歩を狙って羽生先生は再び☗2四歩とします。☖同歩☗同飛に有吉先生は☖6五歩と飛車の横利きで受けたので、羽生先生はその歩を狙って☗2五飛とします。以下☖6三銀☗6五飛☖3三桂と進み羽生先生の飛車が窮屈な状態になりました。
羽生先生は☗3五歩から飛車を助けようとしますが、有吉先生は応じずに☖5四飛~☖1三角と5七の地点に戦力を集中してきます。羽生先生は8四の地点で飛車交換に成功しますが、再び☖5四飛とされ、☗6六角と一度は逃げるものの☖6五歩で今度は角がピンチになります。しかし、ここで羽生先生はうまい切り返しを用意していました。
☗3三角成で桂馬を入手して☖同銀に☗2五桂で角銀両取りに。☖3五角に対して☗4六桂が飛車に当てつつ角道を塞ぐ攻防手を放ちました。以降、羽生先生は銀を入手して飛車を打ち込み、そのままの勢いで勝利を収めました。
ピンチはチャンス!この言葉を見事に羽生先生が体現した素晴らしい1局だと思います。
BGMは適当なものををチョイスしました。
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