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大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第105局

記事の概要

この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第105局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1961年12月25日
棋戦名
産経臨時棋戦三番勝負第1局
対局者
☗大山康晴 名人☖升田幸三 九段
戦型
三間飛車
棋譜の出典
「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版
使用した楽曲
風焔おとわび / fumikomidori
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

大山VS升田全局集でのタイトルは「自然な対応で大山完勝」です。

本局の見どころは以下のとおりです。

  1. 自然な対応で完全勝利を収める大山先生

序盤、升田先生は早々と角道を止め振り飛車模様に構えました。戦型は☗急戦VS☖三間飛車になりました。

中盤、大山先生は29手目☗3五歩から仕掛け、升田先生は手待ちの1手を指しますが、ここで升田先生は☖1四歩を選択します。この選択がこの将棋の明暗を分けました。ここで☖1ニ香なら本譜での手順でも十分に戦えましたが、☖1四歩と指したため升田先生の指し手に制限が課せられました。

一方、大山先生にも1歩間違えば逆転を許す展開がいくつかありましたが、大山先生は慎重かつ自然な対応をしていくことで優位を拡大しそのまま勝利を収めました。

升田先生の工夫(?)が空振りになったのは正直残念ですが、2人の将棋をもとに定跡が出来上がっていくことを考えると感慨深いものを覚えます。

使用音楽については、適当に選びました。