この記事は約 2 分で読めます ( 約 1008 文字 )

この記事にはプロモーションを含みます。
惹かれる将棋を鑑賞しよう 第197局

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第197局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1993年06月29日
棋戦名
第62期棋聖戦五番勝負第2局
対局者
☗谷川浩司 棋聖☖羽生善治 三冠
戦型
角換わり
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
火龍狂演
煉獄庭園
煉獄小僧
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 一瞬の隙きを突いて一気に寄せきった羽生先生

序盤、角換わりの将棋になりました。谷川先生は腰掛け銀を目指し、羽生先生は棒銀を目指しました。

中盤、谷川先生が☗4五歩☖同歩☗同桂と仕掛けました。その後、互いに4筋の態勢を整えあいました。今度は羽生先生が9筋から仕掛け、自玉を少々危険に晒しながらも羽生先生は馬を作ることを優先しました。

終盤、谷川先生は羽生先生の玉頭から殺到し、谷川先生が優勢となりました。しかし、89手目☗6五銀が疑問手で、羽生先生に反撃する猶予を与えてしまい、そのまま詰めろを掛けられてしまいました。その後、谷川先生は羽生先生の玉に必死に迫ろうとしましたが届かず、谷川先生は投了しました。

89手目☗6五銀で飛車を逃げていれば、少なくとも詰めろに必要な飛車を渡さないので、詰めろがかからなかったことを考えると、升田先生の名言である「錯覚いけない、よく見るよろし」の重要性を噛み締めざるを得ませんでした。

BGMはそれっぽいものを適当に選びました。