この記事は約 2 分で読めます ( 約 780 文字 )

大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第127局

記事の概要

この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第127局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1963年05月23日
棋戦名
第22期名人戦七番勝負第4局
対局者
☗升田幸三 九段☖大山康晴 名人
戦型
角換わり
棋譜の出典
「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版
使用した楽曲
維新

おとわび
fumikomidori

動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

大山VS升田全局集でのタイトルは「升田、得意の角換わりで一矢報いる」です。

本局の見どころは以下のとおりです。

  1. 得意の角換わり戦法で一気に大山先生の守備陣を攻め倒す升田先生

序盤、角換わり模様の展開になりますが、升田先生の9手目☗8八銀に対し大山先生は☖3三角と応じたため、以下☗3三同角成☖同桂と進み変則的な将棋になります。升田先生は堅実に腰影銀を目指し、大山先生は菊水矢倉を目指します。

中盤、升田先生が41手目☗6五歩と6筋から仕掛けます。以降☖同歩☗同銀☖6二飛☗6六歩となり、升田先生が損をしたように見えますが、次の☗7四銀からの桂頭の攻めを見据えた手で、大山先生は☖6三金と一端は桂頭の攻めを防ぎますが、升田先生は1筋で桂頭攻め用の1歩を手に入れ狙いの桂頭攻めを成就させます。以降一気に終盤へと移ります。

終盤、升田先生が勢いのある猛攻を仕掛け、大山先生は頑張って受け止めようとしますが、升田先生はそれを許さずそのまま押し切って升田先生が勝利を収めました。

升田先生の堅実な指し回しと怒涛の迫力の攻めは実に興味深いものだったと思います。

使用音楽については、適当に選びました。