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惹かれる将棋を鑑賞しよう 第148局

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第148局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1990年11月26日
棋戦名
第3期竜王戦七番勝負第5局
対局者
☗谷川浩司 二冠☖羽生善治 竜王
戦型
四間飛車
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
ババ~ン!とバトルだバンバトル!!
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 谷川先生の冷静な指し回しと光速の寄せ

序盤、羽生先生が四間飛車に振り美濃囲いに組み、谷川先生は天守閣美濃からの持久戦を目指します。

中盤、羽生先生が天守閣美濃の理想形は許すまじと30手目☖6五歩にと突き越したため、谷川先生は33手目に☗6六歩と反発しそこから戦いが始まります。谷川先生の角が43手目☗4六角とが羽生先生の玉を睨む形になると羽生先生は角を追い立て、なんとか自玉を角筋からずらすことに成功します。その後羽生先生は3筋に飛車を振り直し3筋からの攻めを狙います。

68手目☖3三桂の局面。単に☗2四飛と走ると☖2五飛とされ飛車交換が避けられなくなります。それを嫌った谷川先生は一旦☗3六歩☖同飛と飛車を釣り上げてから☗2四飛と走りました。以下、☖6八歩☗同金引☖4五桂と羽生先生は大技をかけますが、☗2二飛成☖4一歩☗4五歩と谷川先生に冷静に対処されます。羽生先生は☖6六飛☗6七金☖同飛成☗同銀で羽生先生に若干駒得をしたもののそれ以上の成果を得ることができませんでした。

終盤、羽生先生が必死に食いつこうとしたものの上手く行かず、最後には谷川先生の光速の寄せが炸裂しそのまま決着がつきました。

谷川先生の冷静な指し回しと光速のよせは実に興味深く参考にしたいと思いました。

BGMは適当なものををチョイスしました。