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大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第107局

記事の概要

この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第107局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1962年01月12日
棋戦名
産経臨時棋戦三番勝負第2局 千日手指し直し局
対局者
☗大山康晴 名人☖升田幸三 九段
戦型
中飛車
棋譜の出典
「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版
使用した楽曲
手裏剣ソードおとわび / fumikomidori
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

大山VS升田全局集でのタイトルは「打開に踏み切れず、再度の千日手に」です。

本局の見どころは以下のとおりです。

  1. 盛り返すも千日手を選択する升田先生

序盤は穏やかな展開になり、戦型は☗中飛車VS☖急戦模様になりました。

中盤、升田先生は☖7五歩から動きますが、大山先生は升田先生の攻めを勢いづけさせないよう慎重に対応します。

升田先生は☖5四歩と5筋も絡め戦線拡大を図りますが、大山先生に強烈な反撃を与える結果になり、その反撃をさせる前に攻めきる必要が出てきました。そこから升田先生は激しく攻勢に出ます。升田先生の激しい攻勢に対しても大山先生は慎重に対応し、用意された反撃を強かに実現しようとします。

升田先生はと金と竜を作り、一見調子良さそうに攻めているように見えますが、升田先生の玉形が薄く、ちょっとした反撃でも潰れかねない状況なので形勢そこまで良くありません。

大山先生が☖6八との飛車取りに対し飛車を逃げたので飛車を抑えることに成功したので、升田先生は形勢を盛り返しつつありました。しかし、玉形に残る憂いと千日手で先手を手にできる点を加味してあえて千日手を選択しました。升田先生は当時を『この当時の大山君と頂点を争う将棋を指すには、深い読みの裏付けと、それを可能にする体力がなければ、容易に倒せる相手ではなかった』と振り返っているのでもしかしたら体力面での憂いもあったのかもしれません。

千日手も戦略の1つとして選択するお互いの闘志をひしひしと感じる1局でした。

使用音楽については、適当に選びました。