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惹かれる将棋を鑑賞しよう 第113局

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第113局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1988年11月16日
棋戦名
第38回NHK杯将棋トーナメント本戦3回戦
対局者
☗羽生善治 五段☖大山康晴 十五世名人
戦型
中飛車
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
バトル・オブ・マオもぜ楽4 / mozell
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

なんとなく羽生先生のNHK杯初優勝を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 羽生先生のきめ細やかな指し回し

序盤は互いに駒組みを重視し穏やかな展開になりました。戦型は☗急戦棒銀VS☖中飛車になりました。

中盤、羽生先生が☗3五歩と仕掛けますが、大山先生は玉頭からの逆襲を図るべく☖7ニ飛とします。その後、右辺での戦いはすぐに落ち着きを見せ、大山先生の目論見通り主戦場は左辺を中心に行われました。

左辺での戦いが落ち着きを見せると、羽生先生は☗4四歩☖同銀で大山先生の角道を一旦遮断したあとに☗7六銀☖5三銀☗7七桂と自陣を組み替えます。その後、大山先生は☖4ニ飛と回りますが、☗4四歩☖同飛とさせてから☗4七歩と打ちました。大山先生は次に☖4ニ飛としたので、単に☗4七歩と打つのと比べて1手得をしています。中盤はこのように羽生先生がきめ細やかな指し回しを見せました。

終盤、大山先生は再び飛車を7筋に展開し玉頭からの逆襲を図ります。しかし、羽生先生のきめ細やかな指し回しにより辛うじて受け止められ、一方大山先生の守備陣はかなりピンチな状態だったので大山先生はやむなく投了を選択しました。

この将棋は羽生先生のきめ細やかな指し回しが大山先生を圧倒した1局といっても過言ではないと思う内容だったと思います。

BGMは適当なものををチョイスしました。