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大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第092局

記事の概要

この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第092局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1958年11月11日
棋戦名
第9期九段戦七番勝負第1局
対局者
☗升田幸三 九段☖大山康晴 王将
戦型
四間飛車
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
AmenoshitaPeriTune
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

大山VS升田全局集でのタイトルは「升田の堂々たる指し回し」です。

本局の見どころは以下のとおりです。

  1. 堂々たる指し回しを見せる升田先生

戦型は☗急戦VS☖四間飛車となりました。大山先生は後に向かい飛車に振り直します。

序盤、升田先生は互いの玉側の歩を詰め、大山先生は互いの玉とは反対側の歩を詰めます。升田先生が玉側の歩を詰めたのは後に大きく影響を及ぼします。

中盤、升田先生が機敏に動き馬を作ります。対して大山先生は2筋を逆襲することで対価を求めますが、升田先生の臨機応変の指し回しによって凌がれます。大山先生は☖5三角と角をぶつけて馬を消そうとしますが、☗9六馬と躱され、升田先生が詰めた9筋の端歩が活きる展開に成りました。升田先生の馬は最後まで急所を睨む展開になります。

終盤、大山先生は☖7一飛と玉頭からの逆襲を敢行しようとしますが、☗8六桂と受けられ、空回りします。それでも大山先生は玉頭から食いつく攻めを敢行しますが、今度は升田先生に見切られ届かずに終わります。最後は升田先生が反撃を行い、そのまま勝利を収めました。

升田先生の堂々たる指し回しが光った1局といえるでしょう。

使用音楽については、適当に選びました。