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- 大山先生VS升田先生 / 大山康晴 / 升田幸三 / 角落ち

記事の概要
この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第001局」の動画について書いていきます。
動画データ
| 日時 | 1939年07月16日 |
|---|---|
| 棋戦名 | 木見会勝ち抜き戦 |
| 場所 | 大阪府大阪市 木見宅 |
| 対局者 | ▲大山康晴 二段 △升田幸三 六段 |
| 戦型 | 角落ち |
| 棋譜の出典 | 「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版 |
| 使用した楽曲 | |
| 動画の投稿先 |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記
「大山VS升田 全局集」では全134手中28手のピンポイント解説が載っています。
その中には「激指 定跡道場4」が疑問手・悪手と指摘した6手のうち、5手のフォロー解説もあります。
107手目まではほぼ互角でしたが、108手目▲8七同玉が敗着レベルで升田六段勝勢となるものの、113手目△4五金が悪手で以降は逆転しそのまま大山二段が勝利を収めました。
△4五金で指すべき△7七飛成以下は△7七飛成さえ読めれば一本道ですが、対して114手目▲2一銀以下の手順はかなりの超手数です。
なので、個人的には升田六段の113手目△4五金は、非公式戦かつ兄弟子VS弟弟子の将棋ともあってか、自玉と相手玉の詰みを読みきった上で大山二段に「詰ましてみなさい」という挑発の意図で指したのではないかと考えます。
将棋の棋譜からは見えない棋士の心情等を想像してみるのもなかなかおもしろいのかもしれませんね。
「大山VS升田 全局集」にはそこそこ詳しい解説やたまにお二方の自戦記も載っていますので気になった方は購入することをおすすめします。
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