記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第094局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1952年06月30日 | |
棋戦名 | |
第11期名人戦七番勝負第4局 | |
対局者 | |
☗木村義雄 名人 | ☖大山康晴 九段 |
戦型 | |
角換わり | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
幕末舞曲 ~ 戦 | 甘茶の音楽工房 |
RaO | SHW |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
なんとなく大山先生の受けの名局を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 大山先生の受け
戦型は角換わりになりました。木村先生は早々と角を☗4五角と打ち、筋違い角の構えを見せます。その後、互いに矢倉に近い囲いに玉を収納し戦いが始まります。
中盤は木村先生の攻めVS大山先生の受けという展開になります。大山先生は守勢に回りますが、余裕を見て攻撃態勢も築いていきます。
51手目☗3五銀が指された局面。この手は次に☗4四歩~☗2三歩~☗2四銀を見せた手のようですが、大山先生はこれを見越し☖4四銀と打ちました。
65手目☗2五飛が指された局面。☗2一飛成と☗4五飛(銀取り)を狙った手ですが、大山先生は角を惜しむことなく☖1ニ角と受けに角を使います。角銀の連携プレーを警戒した木村先生は☗4六歩と銀の進路を訪ねます。☖5六銀なら☗4五桂がぴったりです。その後、木村先生は大山先生の角を封じ込めようとし、大山先生は木村先生の飛車を消そうとし、最終的にはこの2つの駒の交換になります。
最後には木村先生の攻めが切れ、大山先生が反撃し、そのまま勝利を収めました。
大山先生の見事なまでの受けが光った1局といえるでしょう。
BGMは適当なものををチョイスしました。
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