記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第093局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1962年09月10日 | |
棋戦名 | |
第3期王位戦七番勝負第4局 | |
対局者 | |
☗花村元司 八段 | ☖大山康晴 王位 |
戦型 | |
居飛車力戦型 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
幕末舞曲 ~ 花ノ乱 | 甘茶の音楽工房 |
RaO | SHW |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
なんとなく大山先生の受けの名局を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 大山先生の意表を突いた居飛車
花村先生は大山先生が必ず飛車を振ると思っていたらしく、早々と船囲いの構えを見せます。それを見た大山先生は飛車先の歩を突きます。結局戦型は相居飛車の力戦模様になりました。
中盤は花村先生の攻めVS大山先生の受けという展開になります。花村先生にとっては陣形がバラバラなので、攻め勝たないと勝利は難しい将棋なので当然の展開といえるでしょう。
局面は進んで71手目☗4三角が指された局面。大山先生は☖1ニ角と桂馬を守るためとはいえ窮屈な場所に角を放ちます。しかし、この手にはある狙いが秘められていました。☗6一角成に☖3三玉。角道が通った事により、4五の銀と連携した攻めが可能になりました。その後、角銀の連携は絶たれるものの、78手目☖5五桂、☖80手目4六歩を援軍に迎えて攻撃態勢は十分に整います。
その後も激しい攻防が繰り広げられますが、大山先生が花村先生の攻めを受け流し、大山先生が反撃に出てそのまま勝利を収めました。
振り飛車を相手にするときは相手の動きをしっかりと見ないといけないということを学んだ1局です。
BGMは適当なものををチョイスしました。
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