記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第105局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1983年11月21日 | |
棋戦名 | |
第33回NHK杯選手権本戦3回戦第3局 | |
対局者 | |
☗福崎文吾 七段 | ☖大山康晴 十五世名人 |
戦型 | |
中飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
煌めきの河 | 煉獄庭園 / 煉獄小僧 |
RaO | SHW |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
なんとなく大山先生の受けの名局を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
今回の対局は大山先生VS福崎先生の対局で大山先生が唯一勝利した将棋です。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 大山先生の穴熊破り
- 双方ギリギリの手に汗握る終盤戦
大山先生の振り飛車(中飛車)に対し、福崎先生は居飛車穴熊を採用しました。当時の福崎先生の穴熊は簡単には破られないという定評がありました。
大山先生は福崎先生に1勝しかしていないので(晩年ということもあるのでしょうが)、相当手を焼いたということなのでしょう。
中盤戦は左辺で小競り合いを繰り広げたあと、福崎先生は飛車を7筋に転換し、7筋を攻め立てます。千日手になりそうな応酬が繰り広げられますが(厳密には1周するたびに大山先生の歩が減っていくので千日手にはなりません)、福崎先生が打開し、猛攻を仕掛けます。
最終盤、福崎先生は単純明快とばかりに端歩を突いて大山先生の玉に迫ります。対する大山先生はと金を作ってと金で福崎先生の玉に迫ります。攻撃速度の勝負になりますが、大山先生の攻めが意外にも1手早く大山先生が勝利を収めました。
手に汗握る終盤が繰り広げられた大変興味深い1戦だと思います。
BGMは適当なものををチョイスしました。
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