記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第045局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
2000年09月21日 | |
棋戦名 | |
第48期王座戦 五番勝負第3局 | |
対局者 | |
☗羽生善治 王座 | ☖藤井 猛 竜王 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
Enishi Japan | SHW |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ


雑記・感想
近い将来、新たな「藤井竜王」が誕生するかもしれないので、20年前に誕生した「藤井竜王」の栄枯盛衰を振り返ろうと思い選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- しのぎを削る激しい戦い
1局目
1局目の戦型は☗串カツ囲い模様VS☖四間飛車になりました。
中盤、羽生先生が浮いている☖6四歩に働きかける☗4六角を指すと藤井先生は☖6三金と受けます。羽生先生が☗5五銀と戦力を補充すると藤井先生は☖4五歩と角取りの反撃に出ます。すると羽生先生は角を見捨てて☗6四銀と指し、藤井先生は負けじと☖4六歩と角を取ります。以下羽生先生は☗6三銀成以下攻撃のための拠点を作ろうとしますが、藤井先生がそれを許さず千日手となります。
将棋のルールで二歩が禁止されているため☗6四歩と打つことができませんが、もし、☗6四歩が許されたならこの将棋はおそらく羽生先生が勝っていたことでしょう。
2局目
2局目の戦型は☗藤井システムVS☖居飛車穴熊模様になりました。
序盤、羽生先生が居飛車穴熊を目指したので藤井先生は藤井システム特有の急戦の構えを構築します。
中盤、藤井先生は角の利きを活かして羽生先生の守備陣を攻め立てます。途中、些細な羽生先生の反撃があったもののしっかりと対応し藤井先生が有利に進めます。
終盤、羽生先生の玉が後数手で詰みそうなのに対し、藤井先生の玉は若干危ないながらもまだまだ詰むには時間がかかる状況になり、羽生先生が投了を選択しました。
まとめ
1局目、2局目ともにしのぎを削る激しい戦いになり実に興味深い1局だったと思います。
BGMは適当にチョイスしました。
コメントを残す