記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第058局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
2001年11月20日 | |
棋戦名 | |
第14期竜王戦 七番勝負第4局 | |
対局者 | |
☗藤井 猛 竜王 | ☖羽生善治 四冠 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
バトルオブマリオン | もぜ楽3 mozell |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
近い将来、新たな「藤井竜王」が誕生するかもしれないので、20年前に誕生した「藤井竜王」の栄枯盛衰を振り返ろうと思い選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 羽生先生の痛快な犠打
戦型は☗藤井システムVS☖居飛車穴熊模様になりました。
31手目☗4五桂から戦いが始まります。その後、中央を主戦場とした激しい戦いが繰り広げられます。
終盤にかけて激しい攻防が続きますが、77手目☗1一銀あたりでは藤井先生がもう少しで羽生先生の玉を追い詰めそうな感じになります。
しかし、その後事件が起こります。羽生先生は☖3五歩とします。☗同歩であまり意味がないように見えますし、☗同歩に☖同銀は☗3三と以下寄りそうな感じです。本譜は☗同歩☖3一銀!と進みます。3二のと金を取られると攻めが後退するので☗同とと取りますが、そこで☖3五銀で以降右辺に逃げ込まれ羽生先生の玉が寄らなくなってしまいました。その後、攻めの速度が逆転し、羽生先生の勝利となりました。
単体では意味がないような手でも組み合わせによっては絶大な効果を発揮することがある。こういうことを学んだ1局です。羽生先生の受けの構想が光った1局ともいえるでしょう。
BGMは適当にチョイスしました。
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