記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第064局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
2000年02月26日 | |
棋戦名 | |
第33回早指し将棋選手権 本戦トーナメント決勝 | |
対局者 | |
☗谷川浩司 九段 | ☖藤井 猛 竜王 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
ババ~ン!とバトルだバンバトル!! | シトラス・ガーデン 作曲:mozell 編曲:くふ |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
近い将来、新たな「藤井竜王」が誕生するかもしれないので、20年前に誕生した「藤井竜王」の栄枯盛衰を振り返ろうと思い選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 藤井先生の強かなる指し回し
戦型は☗持久戦模様VS☖四間飛車になりました。
中盤、主に6筋から右の部分で戦いが勃発します。谷川先生が藤井先生の8四の歩をパクっと拾ったり、藤井先生の左辺を食い破って角を標的に攻めたりする等、途中の変化で駒損するものの谷川先生が指しやすそうな雰囲気の展開が続きます、
終盤も谷川先生が調子よく指しているような局面が続きますが、122手目☖4三桂以降は雲行きが怪しくなってきます。127手目☗6三歩成に対し藤井先生は手抜いて☖5五桂と指します。谷川先生は再度と金を作るべく131手目☗6三歩と打ちますが、藤井先生は更に手抜いて☖6七銀から谷川先生の玉に殺到します。そのまま藤井先生が勝利を収めました。
相手の攻めの速度と自分の攻めの速度を計算し、手抜けるところは手抜く藤井先生の強かさが光った1局といえるでしょう。
BGMはシリーズの最後を締めくくるのに良さそうなものををチョイスしました。
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