記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第015局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1989年08月25日 | |
棋戦名 | |
第2期竜王戦 本戦トーナメント準決勝 | |
対局者 | |
☗羽生善治 五段 | ☖大山康晴 十五世名人 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
「バトル・オブ・マオ」 | もぜ楽4 / mozell |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
羽生先生が初めて竜王位を獲得した第2期竜王戦で大山先生と対局していて、内容も興味深いものだったので動画化し投稿しました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 羽生先生の中盤の猛攻
- 終盤の攻防
52手目☖4五桂と桂馬を跳ねて戦端が開かれます。その後☗同銀☖同銀☗2四歩☖5五歩☗2三歩成と進みます。☗2四歩には一旦☖同歩と応じたくなりますが☗同飛の局面は先手が指しやすそうな感じに思えるので仕方がなかったのかもしれません。
続いて☖3四飛☗5五角☖2六歩(☗同飛と取れば☖3六歩が飛車取りになる)☗9五歩☖3六歩☗9四歩☖9二歩と進みます。このあたりは正直不思議な感じがしました。ただし、後手陣には桂馬を使って端を破る攻め筋があるので仕方がないし、先手陣も後手の攻めに対し急いで備える状態でもなかったので妥当かもしれません。
その後☗4八飛☖5四銀打☗1三と☖5五銀☗4五飛☖4四銀☗2五飛☖3七歩成☗2一飛成と進みます。角を見捨てて銀香と交換し竜を作る。羽生先生の華麗な攻めが炸裂しました。
終盤は羽生先生が攻め、大山先生が受けるという展開になりました。大山先生は必死の抵抗を試みますが最後の最後で失着を指し羽生先生の勝利に終わりました。個人的には76手目☖3九飛成では☖3八飛成と指して見たい気がします。☗4八金☖2九竜と進めば桂を入手でき終盤でまだ粘るための駒として使えたのではないかと思うからです。
使用したBGMは適当に選びました。
コメントを残す