記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第019局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1991年10月14日 | |
棋戦名 | |
第39期王座戦 五番勝負第5局 | |
対局者 | |
☗福崎文吾 八段 | ☖谷川浩司 王座 |
戦型 | |
1局目 | 中飛車 |
2局目 | 矢倉 |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
「11th Finger」 | MusMus / Watson |
「空は高く遠く」 | Sora+ / siroimu |
「鋼の飛礫」 | Sora+ / 遊句 |
「終焉を告げるもの」 | |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
「将棋 好プレー珍プレー集」(マイナビ出版)で面白そうな将棋を探していたところ、この将棋が目につきました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 千日手を挟んでの福崎先生の指し回し。
まずは千日手局から。98手目☖2三銀のあたりまでは谷川先生の角が先手玉を睨んでいたり、谷川先生のほうが駒得をしていたりと谷川先生の方が指しやすそうな感じです。しかし、次の福崎先生の1手☗3四銀で千日手模様になり、そのまま124手を持って千日手となります。
続いて千日手指し直し局から。中盤あたりまでは谷川先生が有利に進めますが、90手目☖1三香のあたりから徐々に差が縮まっていきます。そして、95手目☗3五角が指された局面。福崎先生の強烈な1手が放たれます。☖9六桂!以下、紆余曲折を経ながらも結果的には福崎先生が勝利を収めました。96手目☖9六桂以降の変化は難解そのものだったようですが、勝利の女神は福崎先生に微笑んだようです。
対局後の福崎先生曰く、「穴熊で千日手になったから、次は矢倉で行こうと……。僕は居飛車党ですけど、穴熊しか勝っていないみたいだから……」。福崎先生はかなり嬉しかったようですね。。
使用したBGMはピンときたものがあったのでそこから4曲選出しました。
コメントを残す