記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第010局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1982年06月16日 | |
棋戦名 | |
第23期王位戦 紅組リーグ戦 | |
対局者 | |
▲大山康晴 王将 | △加藤一二三 十段 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
Rise Up 「紅」 | 煉獄庭園 |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
2009年頃にこの将棋の動画が投稿され、2012年頃にその動画が削除されました。面白い将棋だったので記憶に残っていて、記憶を頼りに棋譜を探したところ見つけたので投稿しました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- じわじわと迫る先手の攻め
- 一進一退する後手の攻め
私が注目した局面は72手目以降、102手目以降、136手目以降の3局面です。
72手目△6九角と銀取りに打った手に対し、▲9六角(△4七角成なら▲7八角)と切り返します。以降△8七銀▲同角△同竜▲同竜△同角成と進み後手の攻めが後退します。
102手目△5八銀と拠点を作った手に対し、▲7六角(△4七金なら▲同金△同銀成▲4九角)と切り返します。以降△6七銀打▲同角△同銀成と進み後手の攻めが少し後退します。
136手目△8九飛と二枚飛車で迫ろうとした手に対し、▲4九桂と犠打を放ち△同金と取らせることで後手の攻めを後退させます。
迫られても迫られても突き放しつつじわじわと攻撃態勢を構築する。実に大山先生らしさが出た将棋だと思います。
BGMは曲名に和風のBGMの中から適当に選びました。
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