この記事は約 3 分で読めます ( 約 1218 文字 )
- 投稿 2019/08/26
- 羽生先生のタイトル戦 / 羽生善治 / 谷川浩司 / 矢倉
記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第191局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1993年03月26日 | |
棋戦名 | |
第18期棋王戦五番勝負第5局 | |
対局者 | |
☗羽生善治 棋王 | ☖谷川浩司 二冠 |
戦型 | |
矢倉 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
Festival | |
Royal | |
知恵と知謀の探求者 | |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 羽生先生の窮地に追い詰められてからの大逆転
序盤、互いに矢倉模様の駒組みから、羽生先生は持久戦を目指したのに対し、谷川先生は矢倉中飛車という急戦策を取りました。
中盤、谷川先生は中央から攻め、そのまま中央を手厚くすることでほぼ中央を制圧します。一方、羽生先生は☗2三歩の拠点を作っただけでこれといった成果は得られませんでした。
終盤、羽生先生は中央が押しつぶされそうなのにも関わらず、☗4五角と攻めの手を選びます。その角は金2枚と交換になり、更には谷川先生が羽生先生の玉に詰めろをかけます。
最終盤、正直言って谷川先生がほぼ勝つのではないかという局面、羽生先生は☗5八飛と浮き駒である成銀をとりつつ王手をかけました。谷川先生は☖5七竜と詰めろを維持しながら受けました。その後、飛車交換をしたあと羽生先生が☗5四飛と放ち、それを見て谷川先生が投了しました。実は☗5四飛以下詰みがあり、それによって羽生先生が逆転勝利を収めたということでした。
一見ピンチの局面から羽生先生が大逆転勝利を果たした今回の将棋は実に手に汗握る内容だったと思います。
BGMはそれっぽいものを適当に選びました。
コメントを残す