カテゴリー:谷川浩司の記事一覧

RICK式将棋のブログ

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カテゴリー:谷川浩司
惹かれる将棋を鑑賞しよう 第031局 藤井猛 七段 VS 谷川浩司 竜王

将棋画像

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第031局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1998年10月28日
棋戦名
第11期竜王戦 七番勝負第2局
対局者
☗藤井 猛 七段☖谷川浩司 竜王
戦型
相振り飛車
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
切羽おとわび
fumikomidori
動画の投稿先

動画

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棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

近い将来、新たな「藤井竜王」が誕生するかもしれないので、20年前に誕生した「藤井竜王」の栄枯盛衰を振り返ろうと思い選びました。

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 相振り飛車に持ち込む谷川先生

序盤、☗7六歩☖3四歩☗6六歩☖4二銀と進みます。藤井先生が矢倉を指すなら相矢倉もありえますが、当時の藤井先生は振り飛車 or 対抗型しか指さないのでまずありません。振り飛車党に対して☖4二銀と上がってから玉を左に囲うのはなんだか不自然な気がします。それから数手進み、戦型は結局☗向かい飛車VS☖三間飛車になりました。囲いは☗高美濃囲いVS☖矢倉です。

中盤、藤井先生は四間飛車に振り直して43手目☗6五歩から飛角銀桂の攻撃を仕掛けます。居飛車の矢倉の定跡でも4筋から攻めるのは有効とされています。その後、飛角銀を交換します。

終盤、藤井先生が飛(竜)角(馬)桂香で谷川先生の陣形を翻弄し、そのまま勝利を収めました。

中盤に指された59手目☗8三歩☖同玉の利かしがかなり刺さった印象を受けました。こういった効果的な利かしはぜひとも見習いたいものです。

BGMは和風のものを適当にチョイスしました。

惹かれる将棋を鑑賞しよう 第019局 福崎文吾 八段 VS 谷川浩司 王座

将棋画像

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第019局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1991年10月14日
棋戦名
第39期王座戦 五番勝負第5局
対局者
☗福崎文吾 八段☖谷川浩司 王座
戦型
1局目中飛車
2局目矢倉
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
「11th Finger」MusMus / Watson
「空は高く遠く」Sora+ / siroimu
「鋼の飛礫」Sora+ / 遊句
「終焉を告げるもの」
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

1局目2局目

形勢グラフ

1局目2局目
形勢グラフ
形勢グラフ

雑記・感想

「将棋 好プレー珍プレー集」(マイナビ出版)で面白そうな将棋を探していたところ、この将棋が目につきました。

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 千日手を挟んでの福崎先生の指し回し。

まずは千日手局から。98手目☖2三銀のあたりまでは谷川先生の角が先手玉を睨んでいたり、谷川先生のほうが駒得をしていたりと谷川先生の方が指しやすそうな感じです。しかし、次の福崎先生の1手☗3四銀で千日手模様になり、そのまま124手を持って千日手となります。

続いて千日手指し直し局から。中盤あたりまでは谷川先生が有利に進めますが、90手目☖1三香のあたりから徐々に差が縮まっていきます。そして、95手目☗3五角が指された局面。福崎先生の強烈な1手が放たれます。☖9六桂!以下、紆余曲折を経ながらも結果的には福崎先生が勝利を収めました。96手目☖9六桂以降の変化は難解そのものだったようですが、勝利の女神は福崎先生に微笑んだようです。

対局後の福崎先生曰く、「穴熊で千日手になったから、次は矢倉で行こうと……。僕は居飛車党ですけど、穴熊しか勝っていないみたいだから……」。福崎先生はかなり嬉しかったようですね。。

使用したBGMはピンときたものがあったのでそこから4曲選出しました。

惹かれる将棋を鑑賞しよう 第016局 中原誠 棋聖 VS 谷川浩司 名人

将棋画像

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第016局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1990年05月08日
棋戦名
第48期名人戦 七番勝負第3局
対局者
☗中原 誠 棋聖☖谷川浩司 名人
戦型
ひねり飛車
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
「火龍狂演」煉獄庭園
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

「将棋 好プレー珍プレー集」(マイナビ出版)で面白そうな将棋を探していたところ、この将棋が目につきました。

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 中原先生の桂使い

74手目☖2六桂が指された局面。後手が指しやすそうな局面ですが、ここで中原先生は誰もが予想しない1手を放ちます。☗7六桂!!この手の狙いはこの桂馬を成り込ませ、敵陣で活用し、上部開拓をし、入玉を目指すものでした。当時の谷川先生は入玉模様の展開を苦手としていて、そこに付け込もうという一種の盤外戦術のようなものでもありました。その後、谷川先生は入玉を意識しすぎたためか逆転を許してしまいました。終局後「必要以上に入玉を恐れたのではないか?」と問われた谷川先生は「それが私の悪い癖です」と正直な反応を見せたそうです。

将棋は盤上の格闘技とも言われますが、盤上のみならず盤外に潜むドラマに目を向けるのも面白いかもしれませんね。実に興味深い逆転劇でした。

使用したBGMは適当に選びました。