この記事は約 2 分で読めます ( 約 760 文字 )

この記事にはプロモーションを含みます。

大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第141局

記事の概要

この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第141局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1964年10月30日
棋戦名
第3期十段戦七番勝負第1局
対局者
☗升田幸三 九段☖大山康晴 十段
戦型
横歩取り
棋譜の出典
「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版
使用した楽曲
Rise Up「紅」

煉獄庭園
煉獄小僧

動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

大山VS升田全局集でのタイトルは「珍しい相横歩取り、大山が制す」です。

本局の見どころは以下のとおりです。

  1. かなり珍しい穏やかな相横歩取りの将棋

序盤、先手の升田先生が早々と☗9六歩としたため、升田先生は実質後手に回ります。戦型は横歩取り模様の展開から相横歩取りになりました。

中盤、相横歩取りの将棋は飛車交換から激しい展開になる場合もありますが、本局では比較的穏やかな展開に成りました。升田先生はやや攻撃的な構えを取り、大山先生は守備的な構えを取ります。

升田先生が8筋・9筋からの突破を試みますが☗8四飛で飛車の横利きが消えました。大山先生はその瞬間を見逃さずにに☖2六歩以下踏み込んで、金銀と飛車との2枚替えを成功させ、同時に升田先生の守備陣の2筋・3筋を突破することに成功します。

終盤、升田先生も1手差まで詰め寄りますが、大山先生が升田先生の玉を正確に仕留め決着がしました。

相横歩取りの将棋は珍しいですが、飛車交換をしない相横歩取りはもっと珍しいと思うので、なかなか興味深い将棋が見れたと思いました。

使用音楽については、適当に選びました。