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- 投稿 2019/01/04
- 大山先生VS升田先生 / 大山康晴 / 升田幸三 / 陽動振り飛車
記事の概要
この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第138局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1964年01月12日 | |
棋戦名 | |
第3期棋聖戦五番勝負第2局 | |
対局者 | |
☗大山康晴 棋聖 | ☖升田幸三 九段 |
戦型 | |
陽動振り飛車 | |
棋譜の出典 | |
「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版 | |
使用した楽曲 | |
火龍狂演 | 煉獄庭園 煉獄小僧 |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
大山VS升田全局集でのタイトルは「升田、1筋に泣いた2枚の銀」です。
本局の見どころは以下のとおりです。
- 升田先生の陽動振り飛車を上手く翻弄し勝利を収める大山先生
序盤、大山先生は最初矢倉を目指すかのような駒組みをしますが、升田先生の陽動振り飛車を見て最終的には玉頭位取りに近い玉形を選択しました。升田先生は雁木に近い玉形を選択しました。
中盤、升田先生が52手目☖2五銀と歩を払ったところから戦いが始まりました。大山先生はその銀を目標にしつつ徐々に攻め駒を繰り出していきます。升田先生は銀交換で銀を手にしましたが、大山先生はそれを見越して予め両取りを避けました。
大山先生は81手目に☗2六飛として次の☗2四飛と☗1六飛を見据えます。対して升田先生は☖5五角☗7七銀の交換を入れてから☖1五銀打としてその両方を受けました。その後、その2枚の銀は一切相手にされず、大山先生は4筋から攻めて敵陣突破を目指しました。
終盤、大山先生がペースを握り、そのまま勝利を収めました。
私はあの☖1五銀は流石に打てませんが、それには絶対に負けたくないという強い思いが込めているようなきがしました。敗北こそしたものの升田先生の闘志をひしひしと感じた1局です。
使用音楽については、適当に選びました。
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