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- 大山先生VS升田先生 / 大山康晴 / 升田幸三 / 矢倉
記事の概要
この記事では「大山先生VS升田先生の棋譜を鑑賞しよう 第066局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1957年05月07日 | |
棋戦名 | |
第16期名人戦 七番勝負第1局 | |
対局者 | |
▲大山康晴 名人 | △升田幸三 二冠 |
戦型 | |
矢倉 | |
棋譜の出典 | |
「大山VS升田 全局集」 by マイナビ出版 | |
使用した楽曲 | |
「MONONOFU」 | 龍的交響楽 |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
大山VS升田全局集での今回の将棋のタイトルは「升田、三冠王への挑戦」です。
本局の見どころは以下のとおりです。
- 田楽刺し状態で狙われた駒を捌く79手目▲4五桂
65手目△3六銀まではお互いに駒組みを進め、66手目△9五歩で開戦となります。70手目△3五歩▲同角で角を釣り上げた後、角と香の交換となり、78手目△3四香で角・銀・桂の田楽刺しが決まります。
角が逃げれば銀が取られ、桂も取られそうになります。銀が逃げるのは角がただ取りされます。そこで大山先生が指した手は▲4五桂!△4五同歩は▲7一角成と馬を作って先手が指せそうです。仕方なく△3五香と角を取りますが、84手目△3四歩の時点では銀香と桂(桂←▲9七桂はいつでも取れる状態)の交換で先手が駒得することになりました。
その後は互いに馬を作る展開になりますが、89手目▲6八金引が小ミスで、△4七馬と馬を要所に引かれ(▲7四角成とできなくなる)、馬の働きに差ができ、その差が勝敗を分ける結果になりました。小さなミスが勝敗を分けるのですから勝負の世界は厳しいものだとしみじみ感じました。
使用音楽については、適当に和風のBGMを選択しました。
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