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惹かれる将棋を鑑賞しよう 第129局

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第129局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1989年05月19日
棋戦名
第2期竜王戦3組ランキング戦準決勝
対局者
☗西川慶二 六段☖羽生善治 五段
戦型
横歩取り
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
GroundbreakingSamurai Classics Best / Bitter Sweet Entertainment
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

なんとなく羽生先生のタイトル戦を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. 急転直下の猛攻で優位に立つ羽生先生。

序盤、戦型は横歩取り☖3三角~☖8四飛型になりました。形が決まるとお互いに駒組みをします。

中盤、西川先生の☗3六歩を見て羽生先生は☖8六歩と仕掛けます。しかし、☗同歩☖同飛☗3五歩と進むと、狙った7六の歩を取れないどころか3三の角が圧迫されてしまいます。その後羽生先生は☗3四歩を防ぐべく苦心の手順を繰り出します。対する西川先生はなんとしても☗3四歩を実現すべく動きます。その後、羽生先生の大駒はだんだん窮屈になっていきます。

65手目☗2六飛が指された局面、羽生先生は猛攻を仕掛けます。☖8五桂☗8六角で角の利きをそらしてから☖6六飛☗同金☖同角と切り込みます。その猛攻が功を奏し数手後には馬を作り形勢が羽生先生有利になります。

西川先生も巻き返しを図ろうと羽生先生の陣地を攻め立てますが、羽生先生は馬をひきつけて対応し、西川先生の大駒を追い返します。以降西川先生の攻めは迫力を失い、羽生先生の攻めは迫力を増しそのまま勝敗が決しました。

あっと驚く猛攻をやってのけて勝利する。これが羽生マジックというものなのでしょうか?正直驚きを隠せない将棋でした。

BGMは適当なものををチョイスしました。