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惹かれる将棋を鑑賞しよう 第112局

記事の概要

この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第112局」の動画について書いていきます。

動画データ

日時
1988年10月03日
棋戦名
第38回NHK杯将棋トーナメント本戦2回戦
対局者
☗福崎文吾 七段☖羽生善治 五段
戦型
矢倉
棋譜の出典
将棋DB2
使用した楽曲
切羽おとわび / fumikomidori
動画の投稿先

動画

ニコニコ動画Youtube

棋譜

形勢グラフ

形勢グラフ

雑記・感想

なんとなく羽生先生のNHK杯初優勝を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。

本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。

  1. ギリギリの勝利を収めた羽生先生

戦型は相矢倉になりました。がっぷり4つの相矢倉になりました。

中盤、羽生先生が☖4五歩としたところから勝負が始まりました。以下☗3七銀☖4六歩☗同角☖同角☗同銀☖4七角と進み羽生先生が攻勢に出ます。

55手目☗4八銀で羽生先生は馬を捕獲されますが、それでも☖6八馬以下馬を切り捨てたあと8筋から攻撃を仕掛け攻撃の手を緩めません。

しかし、福崎先生も隙を見て馬をつくり、馬の利きを活かして羽生先生の飛車を封じ込めることで羽生先生の攻撃力を低下させることに成功します。その効果で羽生先生の攻めが緩み、福崎先生が反撃に出ます。

終盤では互いに相手の玉を追い詰める展開になり、1手違いのギリギリで羽生先生が勝利を収めました。

惹かれる将棋を鑑賞しよう 第105局と同じく、片方の寄せが単純でわかりやすい状況の中で複雑でわかりにくい方がかつという展開はなかなか興味深いものだったと思います。

BGMは適当なものををチョイスしました。