記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第079局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1978年08月18日 | |
棋戦名 | |
第5回名将戦 本戦2回戦 | |
対局者 | |
☗米長邦雄 八段 | ☖大山康晴 十五世名人 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
Amenoshita | PeriTune |
RaO | SHW |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
なんとなく大山先生の受けの名局を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 大山先生の強烈な受け
戦型は☗居飛車穴熊VS☖四間飛車になりました。
中盤、米長先生は角で大山先生の玉をにらみながらその睨みを活かして大山先生の守備陣を攻め立てます。
終盤の71手目☗7三歩成が指された局面、大山先生の玉はかなりピンチですがここから大山先生が巻き返します。まず、大山先生は☖8ニ金としてと金を排除しようとします。米長先生は☗7八飛と援軍を送りますが、大山先生は☖7六桂として遮断し、ついでに守備の銀にもプレッシャーをかけます。米長先生は☗6三金と更に援軍を足しますが、☖7四金として7三のと金、6三の金を排除しようとします。米長先生は☗7六飛と桂馬を排除し☖同銀に☗8三とと当たりが強いと金を捌き、☖同金に☗8六桂と7四の金にプレッシャーをかけました。普通ならそのまま潰されかねませんが、大山先生は強烈な受けを用意していました。☖7三飛!以降、米長先生は攻撃を続けますが、それに呼応するかのように大山先生の陣形が堅陣化し、戦いが徐々に緩衝地帯(4段目から6段目のこと)へと移っていき、米長先生の守備陣に大山先生が手をつけ始めたところで米長先生が投了し大山先生が勝利を収めました。
大山先生の苛烈を極める凄まじい受けが光った1局といえるでしょう。
BGMは適当なものををチョイスしました。
コメントを残す