記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第077局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1991年03月05日 | |
棋戦名 | |
第49期A級順位戦9回戦 | |
対局者 | |
☗真部一男 八段 | ☖大山康晴 十五世名人 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
Enishi JAPAN | SHW |
RaO | |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
なんとなく大山先生の受けの名局を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 大山先生の攻撃という名の防御
戦型は☗四間飛車VS☖居飛車穴熊になりました。
中盤、左辺を舞台に激しい攻防が繰り広げられ、互いに互いの左辺を制圧するに至ります。終盤、真部先生の攻撃速度が大山先生の攻撃速度を大幅に上回る展開になります。
局面は71手目☖6四角成の局面。銀が逃げれば☗5三と以降真部先生の攻めが早くなるので大山先生は☖6三銀とと金を払い☗同馬に☖6八飛と馬を攻めます。真部先生は☗4五馬と好位置に据えますが、☖8五竜☗5五歩に☖4三歩☗同歩成☖同金☗5四銀☖4四金と執拗に馬を攻め立てます。真部先生は仕方なく☗4六馬と馬を逃げますが、次は5四の銀を攻め立て、真部先生の攻め筋をことごとく消していきます。最終的には真部先生が繊維を喪失し、大山先生の勝ちとなりました。
「攻撃は最大の防御なり」この言葉をことごとく大山先生が体現した将棋といえるでしょう。
BGMは適当なものををチョイスしました。
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