記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第037局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1999年11月17日 | |
棋戦名 | |
第12期竜王戦 七番勝負第4局 | |
対局者 | |
☗藤井 猛 竜王 | ☖鈴木大介 六段 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
追跡者 | MusMus watson |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
近い将来、新たな「藤井竜王」が誕生するかもしれないので、20年前に誕生した「藤井竜王」の栄枯盛衰を振り返ろうと思い選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 藤井先生の居飛車穴熊
- 鈴木先生のあっと驚く桂打ち
戦型は☗居飛車穴熊VS☖四間飛車になりました。この対局で私が注目したのは2局面です。
1つ目は57手目☖6八角の局面、飛車を移動したら飛車先を切られるので指し手に困りそうな感じですが、「攻めてこい」と言わんばかりの☖5二飛!振り飛車は先攻は居飛車に譲って反撃に期待するという指し方が当時は一般的だったのでそれに基づいた指し方だったとしたら納得できます。その後玉頭ではそれなりの反撃がありましたが、大駒は結局自陣で眠ったままか取られるかもどちらかに終わりました。
2つ目は99手目☖2八歩の局面、角の利きを活かして飛車成を受けた☗2八歩に対して☖3七桂打!☗2七桂で飛車成は叶わなかったものの、桂3枚が左辺で眠ったまま決着がつくという奇妙な終局を迎えることになります。また、☗2七桂と持ち駒の桂を使わせたことに意味があるとすれば納得できなくもない気がします。
終盤、藤井竜王が優勢のまま寄せに入りますが、鈴木六段の怪しげな指し回しに翻弄され終盤ミスをし、逆転を許してしまいました。
鈴木六段の怪しげながら意外と刺さった指し回しが光った1局といえるでしょう。
BGMは適当にチョイスしました。
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