記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第033局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
---|---|
1998年11月18日 | |
棋戦名 | |
第11期竜王戦 七番勝負第4局 | |
対局者 | |
☗藤井 猛 七段 | ☖谷川浩司 竜王 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
維新 | おとわび fumikomidori |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
近い将来、新たな「藤井竜王」が誕生するかもしれないので、20年前に誕生した「藤井竜王」の栄枯盛衰を振り返ろうと思い選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 右四間飛車に対しても的確に対応する藤井先生
序盤、今まで持久戦を指向していた谷川先生が後がなくなったためか右四間飛車急戦を採用しました。右四間飛車は居飛車・振り飛車両方にとって厄介な戦法です。
中盤、谷川先生が28手目☖6五歩☗同歩☖8八角成☗同飛☖3三角と攻め立てますが藤井先生は☗7七角☖6五銀☗6六歩と対応し銀を追い返した後悠々と8筋を伸ばしていきます。☖6四飛と8筋の歩交換を阻止すると、☗5六銀~☗6五歩~☗5五銀と飛車に働きかけ飛車を後退させ、8筋を突破し、龍を作ることに成功します。
終盤、飛角交換が成立し、藤井先生の二枚飛車とと金による攻めが急所を睨んでいるのに対し、谷川先生は攻撃態勢が整えられていない状態になってしまいます。角桂による攻めに期待するも、がっちり☗4七銀打と受けられ、希望を失った谷川先生は投了を選択しました。
藤井先生の的確な指し回しが光る1局といえるでしょう。
BGMは和風のものを適当にチョイスしました。
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