記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第017局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
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1990年03月22日 | |
棋戦名 | |
第39期王将戦 七番勝負第6局 | |
対局者 | |
☗南 芳一 王将 | ☖米長邦雄 九段 |
戦型 | |
横歩取り | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
「幕末舞曲 ~ 戦」 | 甘茶の音楽工房 |
動画の投稿先 | |
動画
棋譜
形勢グラフ
雑記・感想
「将棋 好プレー珍プレー集」(マイナビ出版)で面白そうな将棋を探していたところ、この将棋が目につきました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 米長先生のあっと驚く猛攻
63手目☗1六角が指された局面。角で飛車を取られそうなので第一感は飛車を助ける☖2四飛でしょう。当時の控室の見解も☖2四飛で後手が指せるというものだったようです。
ただ、ここまでの七番勝負の成績は米長先生の2勝3敗。タイトルを獲得するには普通の勝利ではなく次に繋がる勢いある勝利を収めたいところで米長先生もそれを意識していたようです。
そこで飛び出したのがなんと☖3七飛成!!途中で南先生の勝負手が出現するものの、それもしっかり織り込み済み。そのまま読み切って米長先生が勝利を収めました。
対局後の米長先生はこう言っています。「☖2四飛でいいのは知っていた。だけど切っちゃったんだ。」私としても実にインパクトがある興味深い将棋だったと思います。
使用したBGMは和風のものを適当に選びました。
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