記事の概要
この記事では「惹かれる将棋を鑑賞しよう 第095局」の動画について書いていきます。
動画データ
日時 | |
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1967年12月05日 | |
棋戦名 | |
第7回最強者決定戦模範対局 | |
対局者 | |
☗山田道美 棋聖 | ☖大山康晴 四冠 |
戦型 | |
四間飛車 | |
棋譜の出典 | |
将棋DB2 | |
使用した楽曲 | |
龍の舞 | 甘茶の音楽工房 |
RaO | SHW |
動画の投稿先 | |
動画
ニコニコ動画Youtube
棋譜
形勢グラフ

雑記・感想
なんとなく大山先生の受けの名局を振り返りたくなったのでこの将棋を選びました。
本局の見どころは以下が挙げられるでしょう。
- 大山先生の受け
戦型は☗急戦VS☖四間飛車になりました。大山先生は途中で向かい飛車に振り直します。
中盤は大山先生が先攻しますが、山田先生が上手く押し返し、山田先生が有利になります。
71手目☗3六歩が指された局面。この状態で金を渡すと☗4ニ金で大山先生の玉が詰んでしまいます。しかし、金を助ける手段は皆無に等しいです。
一見ピンチに見えますが、大山先生は起死回生の1手を用意していました。☖5一玉!飛・金を見捨てる代わりに玉を安全にしようという手です。その後も事あるごとに玉を移動し、8ニまで退避させます。
91手目☗3ニ龍が指された局面。大山先生は痛快な攻防手を指します。☖6ニ飛!王手を防ぎつつ、山田先生の守備陣を6筋から圧迫しようという手です。山田先生は龍を逃げますが、その後は大山先生が山田先生の守備陣を玉頭から押しつぶして勝利を収めました。
大山先生の玉の早逃げと痛快な攻防手が光った1局といえるでしょう。
BGMは適当なものををチョイスしました。